行政書士の就職と開業

行政書士の就職?

その前に行政書士試験だ!

行政書士の就職・仕事の現実は


行政書士の資格を活かして就職や転職を考えてみよう!

行政書士資格で、就職・転職

僕: ところでA君、君は最初から開業する予定で、行政書士資格を取ったのかい?

行政書士A君: いや、実は、最初は開業する気なんてなくて、転職するのに役立つかなと思ったんだよ。

僕: 転職?大手上場企業に勤めていたのに?

行政書士A君: 大手とはいえ、リストラの波は押し寄せてくるものなんだよ。それで先行きに危機感を感じて、転職しようとして資格を取ったんだ。結局、開業してしまったけどね。

僕: 就職活動はしなかったのかい?

行政書士A君: 少し「行政書士募集」の求人を探したことはあったけど、該当する求人がないから、すぐに止めたんだよ。普通の会社では、行政書士資格保持者は特に必要ないからね。

僕: ああ、行政書士って、会社に雇われてはいけないと聞いたよ。

行政書士A君: よく知ってるね。そうだよ。行政書士という資格は、開業するための資格なんだ。でも、僕が「資格保持者は必要ない」と言っているのは、そういう意味じゃないんだよ。
行政書士の業務、つまり定款作成や許認可手続きなんかがバシバシできる人材だったら、欲しがる会社は結構あると思う。でも、ただ行政書士資格を取っただけで、実務の経験がゼロだったら、その人材は必要ないという意味なんだ。

僕: なるほど。資格があっても実際の仕事ができなきゃ、意味がないってことか。

行政書士A君: そういうことだね。履歴書に「行政書士資格あり」と書いても、実務経験がなければ「ああ、がんばったね。」「ああ、アタマいいんだね。」で終わってしまうことも多いんだよ。もっとも、全く資格がないよりは、書類選考で残る可能性は高いと思うけどね。

僕: そうなのか・・・でも、行政書士試験を合格していれば、多少は実務ができるんじゃないの?

行政書士A君: できないと思うよ。試験と実務は全く別の物だもの。行政書士試験は実務能力を測る試験じゃなくて、知識を測る試験なんだよ。だから行政書士試験に合格しても、実務はゼロから覚えなければならないんだ。

僕: なるほど、世間はキビシイんだね。でも、じゃあ世の中の行政書士は、どうやって仕事を覚えたんだい?やっぱり行政書士事務所かどこかに就職して見習いをしたのかな。

行政書士A君: 行政書士事務所に就職してから開業した人もいるし、いきなり右も左もわからない状態で開業してしまう人もいるよ。

僕: いきなり開業って、その、実際の行政書士の仕事を全くやったことがない状態で開業するってことか?

行政書士A君: そう。実はそれが、行政書士業界の実態だったりするんだよ。もっとも許認可などの手続き方法については、行政書士会が研修会をたくさん用意しているから、それを利用すれば大方覚えることができるけどね。
でもね、その実務経験ナシの状態でも、営業すれば多少は仕事が入ってくるし、その仕事をこなせばそれは経験になるだろ?そうやって少しずつ仕事を覚えて、徐々にベテランになっていくんだよ。

僕: へえ・・・なんだかサバイバルな業界だね。

行政書士A君: そうとも言えるね(笑)行政書士は、軌道にのるまで大変なんだよ。